

犬好きさんも猫好きさんもSNSで可愛い映像に癒されること多いですよね♡韓国の方のアカウントでたまらなく可愛い子たちを知ることも多々あります。そうすると気になってくるのが韓国のペット事情。今回は韓国でどんなペットが人気なのかご紹介します!
愛玩動物から伴侶動物へ
日本のおとなり韓国でも、可愛い動物は大人気でペットを飼う人が多いです。韓国におけるペットは以前から「愛玩動物(애완동물)」として親しまれてきましたが、近年では「伴侶動物(반려동물)」の名前へとペットの捉え方が変わってきています。
「伴侶」は「一緒に連れだつもの」という意味。韓国でペットを飼っている世帯は「伴侶世帯」と呼ばれます。「伴侶」という言葉は「人生の伴侶」のようにも使われます。「愛玩」から「伴侶」へとペットを表す言葉が変化していることからも、ペットに対する愛着の強さが伺えます。
4人に1人がペットを飼っている!
2020年末時点で604万世帯(全世帯の29.7%)、1,448万人がペットを飼っています。これは、韓国人の4人に1人がペットを飼っているということ。日本と比べて、ペットを飼っている人の割合が大きいですね!そんな韓国では、どのような動物が人気なのでしょうか。
韓国での人気ペットランキング
それでは、韓国の人気ペットランキングを紹介します。
1位 犬(80.7%※)
2位 猫(25.7%)
3位 観賞魚(8.8%)
4位 ハムスター(3.7%)
5位 鳥(2.7%)
6位 ウサギ(1.4%)
※伴侶世帯(ペットを飼っている世帯)に占める割合
韓国で人気ペットランキングでは、犬がダントツの1位となっています。2位とは55ポイントも差をつけており、犬がどれだけ人気なのかが伺えますね。次いで猫が人気という結果になりました。人気がある動物の種類や全体的な割合は日本と似ていますが、最近の猫ブームの日本と比べると韓国では犬が圧倒的に多いのが現状のようです。
韓国で人気の犬・猫ランキング
それでは、続いて韓国で人気の犬・猫の種類を見てみましょう。
韓国で人気の犬ランキング
1位 マルチーズ(23.7%)
2位 プードル(19.0%)
3位 ポメラニアン(11.0%)
その他 雑種、チワワ、シーズー、ゴールデンレトリバー、珍島犬 など
韓国で最も人気の犬種はマルチーズです。マルチーズはBTSのジョングクが飼っていたことでも有名。TWICEのナヨンはポメラニアンを飼っていて、TWICEのインスタに登場したことも話題となりました。
韓国原産である珍島犬は、朝鮮語で「チンドケ」あるいは「チンドッケ」と読みます。チンドとは韓国の珍島を指し、珍島犬はその島の在来犬が由来と言われています。
また、愛犬につける名前は「ココ」が一番人気。二番手からは「ボリ」「チョコ」と続き、二音節の名前が人気という傾向がみて取れます。ココやチョコは日本でも犬につけそうな名前ですね!
韓国で人気の猫ランキング
1位 コリアン・ショートヘア(45.2%)
2位 ロシアン・ブルー(19.0%)
3位 ペルシャ(18.7%)
1位のコリアンショートヘアは、韓国土着で韓国に昔から棲みついている猫。正確にはコリアンショートヘアという品種は存在しないようで、この名前は通称のようです。韓国では「コリアンショテオ」と呼ばれ、「コショッ」と略されるんだそう。なんてなんだかかわいい響きですね。
日本で人気の猫は上から順に混血猫、スコティッシュ・フォールド、アメリカン・ショートヘアーとなっています。韓国と日本では、人気の猫に違いがあるようです。
飼っている猫につける名前は、犬と同じく「ココ」が最も人気。続いて「ボリ」「モモ」「カミ」「ハル」と名付けるのが人気です。
ペットへの愛情深さ
韓国の飼い主は、ペットに手をかけお金をかけ、愛情を注いでいます。
飼い主が仕事や用事で家を空けているときに、ペットが快適に安全に過ごせるように、韓国の飼い主たちは「ペットテック」機器を多く利用しているようです。
時間になると飼い主に代わって自動で餌を与える自動給餌器や自動給水器を置き、モニターカメラでペットがきちんと過ごしているかも確認します。ペットの寂しさを紛らわせてくれる自動式のおもちゃも準備してあげる人もいます。
韓国人は「伴侶動物」であるペットに、惜しみなく愛情とお金を注いでいるようです。
買わずに養子縁組しようキャンペーン
近年韓国では、「買わずに養子縁組しよう」というスローガンのもと、動物保護の取り組みが進められています。ペットたちの命の重さを尊重し、ペットを商品として見るのではなく、家族の一員として家庭に迎えるという取り組みです。
芸能界でもこの取り組みを支持する声が多く上がっていて、BLACKPINKのロゼやTWICEのモモらが、捨て犬との養子縁組を行っています。
日本でも保護犬や保護猫の活動は盛んですよね。韓国でも同じようにペットの命を大切にする取り組みが行われているようです。
まとめ
韓国と日本ではペット事情について多少の違いはあるものの、ペットを大切にする気持ちは同じようです。日本でも「ペット」という表現よりも「家族」がしっくりくるような時代ですし、韓国でも「伴侶」という表現になっているのは嬉しいですね。