韓国旅行を計画しているなら是非知っておきたいのが街中の公共トイレ事情。日本とは何かと勝手が違うので、韓国での観光中に「トイレ行きたい!」となっても慌てないよう、韓国のトイレ事情についてご紹介します。知っておくと安心ですよ☆
日本と韓国のトイレの違い
海外旅行から帰ってくると「日本のトイレってキレイ!」と感動したことはありませんか?日本の公共トイレの衛生面や機能性は世界トップクラスの水準を誇っており、外国人が来日した際に印象的だったことの1つに“トイレ”が挙げられるほど。清掃が行き届いており、着替え用のボードや化粧直しスペースまで公共のトイレにあるのも日本の特徴ですよね。
残念ながら韓国では日本と同等レベルのトイレは多くありません。韓国は下水道の事情でトイレットペーパーが詰まることは日常茶飯事。水が流れなかったり、途中で止まってしまったりと、様々なトラブルが起こりやすいのが現状です。
韓国のトイレの特徴&注意点
1. トイレットペーパーは流してはいけない!?
ここ数年でトイレットペーパーを流せる所が増えてきましたが、まだまだ流してはいけないトイレが多いのが現状。そういった場合、個室内に大きなゴミ箱が設置されているので(サニタリーボックスとは異なります)、そちらにトイレットペーパーを捨てます。
驚くことに、大きなデパートなどの一見キレイなトイレでもこのような方法をとっている所も多いです。特に初めての韓国旅行でそういった場面になると少し戸惑ってしまいますが、トイレットペーパーを流してしまうと詰まりの原因になるので注意しましょう。
2. 水の流れが悪い…!
日本のように一度でスッキリ流れないトイレも多々あります。ボタンをかなり長めに押さないと流れなかったり、連続して流そうとすると2回目以降は音沙汰がなかったり…ということは日常茶飯事。前の人が流さずに出て行ってしまうことも多いのです。
日本のトイレよりも強めにボタンを押したり、これでもかというほど長く押してみるとあっさり流れることが多いですよ。
3. 詰まりやすい!
韓国のトイレはとにかく詰まりやすく、便器の隣には90%の確率で『スッポン』が置いてあるほど。そのため、トイレットペーパーが流せる場所でも日本と同じような感覚で流すと詰まってしまいます。韓国ではできるだけ少量のトイレットペーパーだけを使うようにしましょう。
4. パスワードが必要な場合も…。
カフェや店舗などでは、パスワードを入力しないと入れないトイレもあります。その場合はスタッフの人にパスワードを訊ねましょう。大体の場合はお店のどこかか、レシートに記載してありますよ◎
また、パスワードではなくトイレ用のカギがある場合も。カギは店内の所定位置にあるので、それを持ちトイレに向かえばOKです。戻ってきたら必ず元の場所に戻してくださいね。
5. トイレのロックに要注意!
韓国の一般的な食堂や個人カフェのロックは押しボタン式のことが多いです。ドアノブの横にあるボタンを押すと一応はロックされるのですが、厄介なことにドアノブをガチャガチャっと下ろすと外からも開いてしまうんです!
そのため、韓国のトイレでは知らない人と「コンニチハ」状態になってしまうことも多々…。実際に筆者や友人も韓国在住時には何回も経験しています。用を足している最中もドアノブを掴んだままにするか、友人と一緒に行くことをオススメします。また自分が開けてしまうのを避けるためにも、最初に「コンコンッ」とノックをし、中に人がいないか確認しましょう。
☆和式トイレってあるの…?
韓国にも和式トイレは存在します!ただし数はかなり少なく、デパートや一般的なお店などでは見られません。筆者が目にしたことがあるのは古びたビルや駅にあるトイレ。こういった施設では和式トイレの場合も。
観光中、トイレに行きたくなったら…?
1. コンビニには行かない!
日本ではトイレを借りられるコンビニが多いですが、韓国のコンビニにはトイレがありません。コンビニ従業員はテナントの入っている建物の共用トイレを利用しているところがほとんどです。日本にいる感覚で「コンビニのトイレ借りよう」と立ち寄っても、トイレ自体がないので注意してくださいね!
2. 地下鉄の駅にGO!
駅が近い場合は、駅にあるトイレを利用しましょう。ただし、あまり清潔ではないことが多く温水洗浄便座ではありません。気持ちよく利用できるレベルとは言い難いですが、無料で利用することができますよ。駅によっては改札内にある場合もあるので注意が必要です。
3. デパートはキレイめ!
大きなデパートのトイレは韓国国内のトイレの中では比較的清潔なことが多いです。清掃も行き届いている印象で、施設によっては温水洗浄便座のこともありますよ。デパートの近くを通ったら行っておくことをオススメします。
4. 【穴場】複合ビルの1階!
あまり知られていないのですが、オフィスビルなど大きな複合ビルの1階には食堂やカフェが多く、従業員や上階の会社員のために開放されており、誰でも利用することができます。比較的キレイで、混んでいないのでオススメです◎カフェなどを利用しなくてもサッと入れるところもあるので、知っておいて損はないですよ。
まとめ
いかがでしたか?今回は韓国のトイレ事情についてご紹介しました。日本とは違う部分がたくさんあるので、観光先でトイレに困らないよう旅行の前には是非参考にしてくださいね。