ソウル旅行の際、移動手段として地下鉄やバスを利用する方も多いですよね。実は地下鉄とバスが定額で乗り放題になる便利なカードがあるのをご存じですか？今回はソウル旅行予定の方必見の交通カード『気候同行カード』についてご紹介します！
気候同行カードとは？
『気候同行カード』とは、ソウル市内の地下鉄・バス（ソウル市内のバス、マウルバス、深夜バス）、金浦（キンポ）ゴールドラインが定額で乗り放題になるカードで、2024年7月に始まったばかりのサービスです。
元々はソウル市民がマイカー通勤から公共交通機関の利用に切り替えてCO2削減を図ることを目的に、排ガス排出量や気候変化に対応したエコフレンドリーな交通カードとして作られたものでしたが、観光者向けに短日利用できるようなサービスが導入されました。
定額で地下鉄などが乗り放題になるので、移動の多い旅行者にはピッタリなカード◎サービス開始以降、高い人気を集めていますよ。そんな便利な気候同行カードですが、使用方法にはいくつか注意点もあります。
1. 使用できる範囲に制限あり
気候同行カードは、基本的に【ソウル市内のみ】乗り放題になります。釜山や済州などの地方都市では使用できません！
また、ソウル市内で乗ったとしてもソウル以外の場所で下車してしまうと、下車時に追加料金が必要になってしまいますので注意が必要です。※一部例外あり
2. 仁川空港の利用者は注意！
①仁川空港からは使えない！
韓国到着時に気候同行カードを持っていたとしても、仁川空港からソウルに向かう際には使用できません。（チャージも不可）
そのため、ソウル市内に入るまではT-moneyカードなど別の方法を利用する必要があります！ちなみに空港鉄道の直通列車（A’REX）も使用は不可。【ソウル市内のみ】の交通カードなので別途乗車券を購入してくださいね。
②仁川空港へ向かう時は使える!?
仁川空港第一ターミナル駅と仁川空港第二ターミナル駅で下車する場合は、気候同行カードを利用することが可能です（追加料金なし）
ただしこれは、空港鉄道の「一般列車」にソウル駅～金浦空港区間の駅で乗車した場合のみ適用されます。それ以外の駅から乗車したり、下車してしまうと追加料金が発生するので注意してくださいね。
カードの種類と価格
気候同行カード自体の価格は3,000ウォンです。
また、気候同行カードの種類には『短期券（1日・2日・3日・5日・7日）』と長期滞在者用の『30日券』があります。30日券には2種類あり、タルンイ（ソウル市公共自転車）の利用券を含むものと含まないものがありますよ。
短期券にはタルンイの利用券付きは販売されていないので、使用したい方は別途購入が必要です！
価格
① 短期券（1～7日券）
1日券：5,000ウォン 2日券：8,000ウォン 3日券：10,000ウォン 5日券：15,000ウォン 7日券：20,000ウォン
② 長期券（30日券）
タルンイを含む：65,000ウォン（青少年58,000ウォン） タルンイを含まない：62,000ウォン(青少年55,000ウォン)
※青少年は満19～39歳(13～18歳も適用予定)。利用には「T‐money＆ペイ」サイトで会員登録が必要(韓国の電話番号などを利用した本人確認必須)
どのくらい乗ればお得？
現在、地下鉄に1回乗車すると1,400ウォン、バスに1回乗車すると1,500ウォンかかります。1日券が5,000ウォンなので、1日に4回乗れば元はとれる計算になります。購入時にかかるカード代3,000ウォンを入れても6回乗れば元はとれますよ！
旅行の時は地下鉄やバスを利用することが多いので、とてもお得です◎
カードはどこで買えるの？
気候同行カードはまず、カード自体を購入しなければなりません！
現在は地下鉄駅（ソウル交通公社）1～8号線の『顧客安全室』（インフォメーションの『 i 』のマークが目印です）、9号線・ウイシンソル線・シンリム線の駅舎周辺のコンビニエンスストア、金浦空港駅の顧客安全室（両替機付近）、ソウル観光プラザ観光情報センター、明洞観光情報センターなどで購入できます。
最近ではコンビニでも取り扱いが増えてきていますが、仁川空港や金浦空港、主な観光地では売り切れのことも多々。ホテルの近くやあまり人が多くないコンビニで探してみるのがオススメです◎
チャージの仕方は？
気候同行カードは、地下鉄の駅にある自動券売機のみでチャージが可能です。コンビニではできないので注意してくださいね。また自動券売機もどれでもいいわけではありません！
機械の下に『기후동행카드충전（気候同行カードチャージ）』のステッカーが貼ってある機械だけなので注意が必要です。チャージできる自動券売機を見つけたら日本語案内に設定を変更し、案内に沿ってチャージすればOKです！
チャージ時の注意点
気候同行カードはチャージした【その日】から使用開始になります（1日券ならば購入した日の終電まで利用可能）。そのため、自分の旅行日程に合わせて使用開始日を調整しないと逆に損してしまうこともあるので、注意が必要です！
またクレジットカード対応の自動券売機は数がかなり少ないので、現金を用意しておいたほうがいいですよ◎
使い方は？
チャージをしたら使い方はとても簡単！T-moneyのように地下鉄やバスに乗車・下車する際に読み取り機に気候同行カードをタッチすればOKです。
ただし、T-moneyカードのようにコンビニやタクシーでの支払いはできません！気候同行カードはあくまで地下鉄とバス専用の乗車券なので、その他の場所では使えないということを覚えておきましょう！
まとめ
いかがでしたか？今回はソウルで地下鉄とバスが定額で乗り放題になる『気候同行カード』についてご紹介しました！利用時の注意点はいくつかありますが、それ以上に魅力いっぱいのカード。現在はソウル旅行の新常識になりつつあります。
ソウル旅行を考えている方はぜひ利用してみてくださいね♪
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